星乃邱の詩ブログの新着ブログ記事
-
-
-
-
今回は私が作ったのものではありませんが、とても好きな詩なのでご紹介します。原文の下に訳も書いてますが、誤訳もあるかもしれないのでご容赦ください。大意を捉えるのには多少役立つと思います。作者はThomas Gray。1747年に書いた作品だそうです。 ODE ON THE DEATH OF A FA... 続きをみる
-
喧騒から静寂へと変わる頃、 ぼくは本を置き、窓から外を眺めた。 二色の水彩絵具のように混ざり合う、 夜の闇と落日の残照。 落日は闇へとバトンをつないだ。 熟成途中の林檎の果実は、 黄金の世界に赤が浸透し始める。 そこから三つをもぎ取った、宵の金星。 太陽に恋する月は、決して彼に追いつかない... 続きをみる
-
-
-
男はブラックコーヒーを飲んでいる 仕事合間の休憩なのか 髪は丁寧にかきあげられ、がちがちに固められている タイトなスーツのよく似合う男は ブラックコーヒーを飲んでいる 残念なことに、靴は底 が磨り減り光沢を失っている スマートフォンを片手に見事な指さばきを披露する男は ブラックコーヒーを飲んでいる... 続きをみる
-
-
-
-
-
遅く早く流れる渓流 清純無垢に暴れる銀の魚 見つめているのは 鋭利な毛針 鬱蒼と茂る密林 純粋な風に吹かれる新緑の葉脈 聞こえてくるのは 大地を揺るがす機械音 木々に囲まれ息殺す人間 コンクリ育ちの服着た人間 彼らは呟く 「これが自然か」
-
-
-
-
-
-